中国版リメイク決定!!山田洋次監督も出席!映画「麻煩家族」現地クランクアップ記者会見レポート

2016年3月に公開され、“熟年離婚”をめぐり大騒動を繰り広げる家族の姿を滑稽に、かつ温かく描いたストーリーで日本全国の劇場を大きな笑顔で包み、観客動員人数120万人、興行収入13億円を記録した映画『家族はつらいよ』。 国民的映画『男はつらいよ』の山田洋次監督がシリーズ終了後20年ぶりに生み出し日本国内で大ヒットした喜劇映画の決定版が、この度中国でリメイクされることになりました。

中国版のタイトルは『麻煩家族(マーファン・ジャーズー)』。日本語で「やっかいな家族」という意味。 山田監督のオリジナル版を最大限に尊重した脚本作りを目指して舞台を北京市内に移し、3世代が同居する一家に巻き起こる熟年離婚騒動を中心に描く喜劇映画です。家族の設定や職業は基本的には原作を踏襲し、日本版で周造が行きつけにしている小料理屋が胡同の食堂になったり、家族会議で取る出前は鰻でなく北京ダックになっていたりと、中国版ならではの楽しい設定になっています。

そしてこの度、中国・北京市内にて12月15日(現地時間)に本作「麻煩家族」のクランクアップ記者会見が行われ、監督、キャストらとともに、山田洋次監督が参加しました。

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【記者会見】
日時:12月15日(木)PM16:00~※現地時間
注目度を示すように、北京機場朗豪ホテルで開かれた記者会見には中国国内のマスコミを中心に多くの報道陣が集まりました。記者会見には日本から山田洋次監督、松竹株式会社映像本部長・大角正常務、そして「麻煩家族」の黄磊(ホワン・レイ)監督、出演するキャスト陣が出席し、本作に対する思い、中国で本作の映画化が決定した喜びなどについて語りました。

●ホワン・レイ監督
みなさんこんにちは。いろんな記者会見に参加してきたけど、今回は初めての監督作品でもあり、興奮しています。そして今日はクランクアップの興奮もあります。また、この作品は私の遅れてきた処女作でもあります。山田監督は僕にとってはアイドルのような存在です。この作品を監督することが決まった時、理性を失いました。きっと出演している俳優たちも同じだと思います。

●顧プロデューサー
10年前に山田監督と仕事をしたことがあり、ホワン・レイさんとも長い付き合いです。『家族はつらいよ』は山田監督にとって20年ぶりの喜劇なので、この作品をリメイクできる事になり、本当に感激しました。山田監督は自分の作品ができる度に、毎回「この映画は中国の方も共感できますか?」と聞きます。『家族はつらいよ』は中国の我々にとってもまるで隣の家で起こるような話。きっとこの映画を中国で作ったら素晴らしいと思いました。

●山田洋次監督
みなさんにお会いできて大変うれしいです。(司会者の史航(シー・ハン)が被っている帽子が寅さんの帽子であることが分かり)さっきから、この帽子は寅さんのものと同じだと思っていたら、本当に同じだったとは。謝謝。日本の『家族はつらいよ』を上海の皆さんが見て、観客が大笑いしているのを見ながら、中国でも同じような映画が作れるかもと話していたんです。でも2年も3年も先のことになるだろうと思っていたら、こんなにすぐこの時が来るとは思いもしませんでした。中国の映画界がどんなに元気があるのか?ということの表れだと思います。クランクアップに間に合って、ここに来ることができて本当に良かった。ホワン・レイ監督、本当にお疲れ様でした。

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●ホワン・レイ監督
私も映画は長年作りたいと思っていたけど、何かかけているものがあり作れなかった。でも、今回はまるで電撃婚のように、この出会いがあったんです。山田監督の作品には詳しいですが、この歳になって改めて、監督の作品にある、笑いの奥にある温かさ、素敵なものに気付きました。<巨人の肩に立つ>わけではないけど、一緒に手を繋ぐような関係になれたらいいと思います。

<山田監督とホワン・レイ監督、それぞれからプレゼントの交換>

~山田監督からのプレゼント「万年筆」~

●山田洋次監督:
ささやかなプレゼントです。僕は太い字の万年筆が好きなんですが、これはきっと中国でも作っていない万年筆です。中国の方はこういう万年筆が好きなんじゃないかと思い、持ってきました。

●ホワン・レイ監督:
私も手書きで脚本を書いています。ありがとうございます。」

~ホワン・レイ監督からのプレゼント「アルバム」~

●ホアン・レイ監督:
家族の映画を作っているので、アルバムを作りました。家族写真とか、各出演者の写真です。そしてまだ、このアルバムには白いページがあります。ここには今日の記者会見の写真が入ります。

●山田洋次監督:
心の籠ったプレゼントですね。どうもありがとう。

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<出演者 登場>
●李立群(リー・リチュン):
私はおじいさん役です。山田さんが一番厄介だと言っていました。私も同感です。でも大きな悪いことができない人。定年したら、自分の奥さん、住宅も手に入っているけど、つまり、心の中に一匹の狼がいると思う。<「猿がいるのかもね」(山田監督より)>たくさん準備して、この映画に臨みました。子供の頃から山田さんの映画を見ていて感心しています。そして43年俳優をやって来たけど、今でも山田さんを見て、高い山のように感じます。人間性に対する思いが、山田さんとホワン・レイさんは似通っているところがある。ちょっと失礼な言い方になりますが、初めての監督だったら、ビクビクしているかなと思ったら、実は、現場の感じはとても流暢で、初めてとは思えないほどよかった。

●張偉欣(チャン・ウェイシン)
おじいさんの奥さん役です。私がこの物語の厄介ごとを引き起こした張本人なんです。離婚を持ち出して、次々と厄介なことが起こる。今回の撮影に参加できて嬉しいです。本当に映画に参加するのは久々。ある日、友達から電話があり、映画の誘いがあった。ホワン・レイは中国では大好きな男優の一人です。これは彼の初めての監督作品。しかも、山田監督の作品。山田さんの作品は私たちのよく見ている映画。とても、自然で、人間性、深さがある。この映画はこれからどんな映画になるかを考えていたんですが、この映画を音楽に例えると、オーケストラのような、海のような、穏やかな癒しの力を持っている作品です。

●海清(ハイ・チン)
あのおじいさんの娘役です。感想はとてもいいです。今回は奇妙な縁です。8月に顧プロデューサーから『家族はつらいよ2』を作っているから、と日本に見学に誘われたんですが、ちょうど8月に突然仕事が入ってしまい、日本に行けず、残念でした。そしてリメイクの話を聞き、縁を感じました。美味しいもの食べたり。私も3キロ太りました。笑

●王迅(ワン・シュン)
映画の中では、ハイさんの夫です。娘婿なので、この洗濯板を見ればわかると思うけど、こき使われていてつらいです。現場がとても温かい雰囲気で、美味しいものもたくさんあって、僕もたくさん食べて、太ってしまいました。監督と実はバラエテイを一緒にやっていて、兄弟みたいな関係です。でも、実際に一緒に芝居ができるのかな?思っていたけど、監督は椅子に座ったら、変身しました。実は僕の友達の先生がホワン・レイです。僕は20年前に生徒になれなかったけど、この彼の遅れてきた処女作に参加できて、勉強できてとても嬉しいです。

●魏大勲(ウェイ・ダシュン)
みなさんこんにちは。突然お母さんが離婚することになります。でも僕の役は冷静です。最初は参加のオファーがあった時、興奮しました。そして光栄でした。撮影して、監督から色々なことを学びました。監督は私に、「俳優という仕事はとても長い道のりだから」と言われたので、僕はまだ始まったばっかりなんだと思います。

●任容萱(イェン・ヨンシュエン)
みなさん、こんにちは。彼の彼女です。この家族に入るのが楽しみです。参加できてとてもうれしい。とても愛のある家族です。いろんな観客に見てもらえたら嬉しい。ぜひみなさん見てください。

●大角正(おおすみ・ただし)松竹株式会社常務取締役
日本の松竹という会社の大角です。松竹という会社は約100年間にわたり映画を作ってきました。今まで約4000本の映画を作ってきました。その中で一つだけ大切にしてきたこと。それは家族です。家族をテーマに我々は映画を作り続けてきました。そして、その流れを山田監督が継いできてくれて、たくさんの素晴らしい映画が生まれました。その山田監督の作品が中国で作られると聞き、大変うれしいです。来年には『家族はつらいよ2』が日本でも公開しますが、是非この作品が大ヒットして、中国でも2ができたら嬉しいです。

●江志強(ビル・コン)エグゼクティブプロデューサー
この映画に参加できて、とても光栄です。まず、山田先生の作品に参加できて嬉しい。彼は国宝級の監督です。彼の映画に参加できたことがうれしい。そして、ホワン・レイの遅れてきた処女作に参加できて、とてもいい機会でした。この映画の中には、たくさん優秀な俳優が出てくるが、彼らと協力できたことも嬉しい。なぜ4月28日かというと、ゴールデンウィークには映画興行がとてもいい時期だからです。興行に自信があるから、ヒットすると思うから、この時期にしました。計画として、2、3も作ろうと思っています。

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